空飛ぶ舟で、ひとりごと

グラブルのブログ。女性騎空士の、お空の上での日々の気持ちを書き連ねる。攻略系の話はゼロ。

ただここにいる

よっつめの団が解散して数日。

今も団VCに行く。

 

団ディスコに今も募集がかかる日課マルチ。

マルチの時間、夜になると人が集まる。

 

連戦中に団長もひょっこりやって来る。

私はその同じみのアイコンを見て

自分の尻尾が左右にぶんぶん振っているのを感じる。

 

だけどそんなことは口にせず

私は言葉少なにそこにいる。

表情が見えないVCに感謝する。

 

 

 

失うことになって初めて

その大切さに気づく。

離れたくないと思う。

 

もしも解散がなければ

団を去っていたのは私だったかもしれない。

 

団長がグラブルにモチベがないことを

何となく感じていたし

私は団長やみんなと一緒に遊べる別のゲームもなく、寂しかった。

 

私が他の団に移った方がいいだろうかと感じる時はいつも、寂しくなったときだ。

 

寂しさを埋めるために他の活気ある団に移っても寂しさが消えるのは一時的で、置いてきた寂しさは私の後ろにいつもいることを知る。

 

誰かを好きになると、それが恋でも友情でも何でも、同時に寂しさがセットでついてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

みっつめの団にいた時の団員と昨日喋った。

その人と話すとあの頃の酷い出来事を笑えた。

 

「みんな共依存してるよね」とその人が笑って言うものだから、ああなんだ、あなたも同じこと思ってたんだねと笑った。

 

私もその共依存の渦中にいた。あの頃。

苦しかった。

退団する前からよく泣いていた。

 

あの頃思っていた。

団長に見捨てられたら私は終わりだって。

団長が、人見知りで人間不信の私に手を差し伸べてくれたから、私は団に馴染めて毎日楽しくなったんだって。

 

 

 

 

 

 

 

でも、そうじゃなかった。

今のよっつめの団に来てわかった。

時間はかかるけど、人見知りで人間不信の私はちゃんとゆっくり団に馴染めるのだ。

 

ここの団の団長は前の団長とは真逆で、私に干渉してこなかった。私が助けを求めない限り手を出してこなかった。

 

自分の領域を無理して出ることも、私の領域に入って無理してでも私を助けようともしなかった。

 

団長らしさ、男らしさ、力、それらの誇示をまるでしない人だった。

 

 

そんな穏やかな団長の元に集まる人はみんな穏やかだった。

 

大抵の人は新しい人と馴染むのに時間がかかるし、無理して頑張る必要もなく、心を開いてさえいればちゃんと馴染める時が来るんだって。

よっぽど悪い団でなければね。

 

 

 

 

よっつめの団の団長が大好きで、ペア狩りをお願いして最終日にそれをした。

 

他の団員もよく参戦してきてよくペアではなくなったけど、好きな人を独占しようとは思わなかった。

 

メガネが柚子を独占するために柚子と共に私を疎外した痛みを私は忘れられない。今も時々あの記憶に襲われて涙が出る。

 

独占心は自然なもの。

だけどそれを人に向けたら、メガネがやったように私も誰かを深く傷つけるかもしれない。

 

あの痛みを私が誰かに与えるかもしれない。

そうならない方法とは何か。

それは多分、手放すことだと思った。

独占したいものを相手に手放す、与える、許すこと。

 

手放した私の中に入ってくるものは、寂しさと、豊かさ、穏やかさ。

 

メガネが柚子を独占したいならそうすればいいし、柚子がメガネといたいのならそうすればいい。

 

私はただそれを受け入れる。

 

 

 

 

 

団長がどんな人かまだよく知らないけど、穏やかな人だって感じる。

私もこんな穏やかな人になりたいと思った。

 

もう解散してしまったけど、私は団長が大好き。