空飛ぶ舟で、ひとりごと

グラブルのブログ。女性騎空士の、お空の上での日々の気持ちを書き連ねる。攻略系の話はゼロ。

捨てた

私が前の団(みっつめの団)を辞めたとき

最初は衝動的に自罰行為的に辞めて

団長に辞めるとDM送ったらあっさり承諾してきて

引き止めて貰えなかったことがショックだった。

 

「やっぱり柚子のことは引き止めるけど、私にはいなくなって欲しかったんだ」と思った。

 

その後すぐ後悔して団に戻りたいとDMを送った。団長の要求してた「30人全員と平等に仲良くなる(しなければ解雇)」という理不尽過ぎる案件も飲み込んで。

 

 

 

(こういう展開、過去の恋愛でも全く同じのがあった。

 

同棲した後に二股してたことが発覚した自称カウンセラー男に捨てられたくなくて、繋がっていたくて、男が要求するまま「カウンセリング代」を払って、二股したことについて話し合をしたり。

 

理不尽な要求を飲み込んでまで、自分は優しいと思ってるクズ男にすがりついた。)

 

 

 

団長は私の再入団希望DMを丸3日ほど無視した後、通話にこたえた。

 

話を聞いていて初めて気がついたが、団長は私が突然辞めたことに傷ついているようだった。

 

動揺とか、警戒とか、恐れとか、そんな類の空気が張り詰めていて、それらを全て「団長としてのあるべき台詞」でコーティングして隠しているように見えた。

 

「すぐ辞めてすぐ戻るような人を団に入れるのはどうか」とか色々言っていて、それは間違いなく一理あるが、それは言い訳な気がした。

 

話し合いが進んで、

「俺はあの人(私のこと)を簡単に辞めさせないからね、と柚子から相談を受けた時あいつに言ったんだ」と団長は言った。

 

私は団長は私に辞めて欲しかったのだとばかり思っていたから、その言葉に愛を感じて安心した。

 

それから「俺にとって団辞めるというのは相当な出来事だ。だからあんな簡単に団を辞めたことは深く反省して欲しい」と言われた。

 

ごめんなさいと、私は深々と言った。

 

 

 

この人はまるで、傷ついた少年のようだった。

ずっと「団長大好き大好き」と言っていた女に唐突に別れを告げられて、高いプライドをガタガタに崩された少年。

 

そのことを「謝って!!!」と泣き顔で言ってくる男の子。

 

女を傷つけて別れまで追い込んだのは自分なのに、そのことにも気がついてなくて。

 

彼は泣いてる。

それを全部隠してる。

 

 

 

 

 

私と柚子の個人的問題に調停役として土足で入ってきて、調停役としてあるまじき私情を撒き散らされさらに拗れさせられて、それは無断で人の庭に入ってきて好きなだけゲロを吐き散らかして行くようなもので。

 

調停役を全う出来ないのなら

問題に入って来て欲しくなかった。

 

 

 

 

個人的人間関係の対処の下手さ(団員の個人的人間関係に両者からの依頼もないのに介入しちゃ絶対ダメ)も全て団長の有り余る愛と優しさ故の過保護なのはわかるし、団長のそういう人柄を信頼しているが、団長としての能力に関してはそれ以降信用できなくなっていた。

 

 

 

話し合いは無事終わり、団長に再入団の段取りを1ヶ月かけて整えてもらって再入団する手はずだった。

 

結局それを辞退したのは、柚子との関係がさらに拗れ他の団員からも避けられたオフ会のショックも大きな理由ではあるが、本当の理由は、その時短期で所属していた団に魅力を感じていたからだ。

 

 

団員からいじめられて団を辞めたようにここでは書いてるし、自分でもそう思っているがそうではない。

 

柚子と団長のいる団より、今の団の方が格上だと感じたからだ。雰囲気も良かった。女性侮蔑的な発言を冗談でも言う人がいなかった。

 

 

 

ただ前の団で団員数人から避けられたことがあまりにショックで、それを一切対処してくれなかった団長にもショックで、どうしても悲劇的被害者な言い方をしてしまう。

 

 

団が私を捨てたのではない。

私がそんな団を捨てたのだ。

 

より良い団が良かったから。