団長になった経緯。3
ボロボロになった私はパニックになり
ひたすら自分を責め尽くしていた。
誰にでも彼にでも泣きながらごめんなさいと言っていた。
私は泣きながら仲良しの女性団員にLINEで泣きつき「働いてないけど私はみんなと同じ人間なんだよ」と言っていた。
そんな私を見て怒った女性団員が
Aに対して団チャで大激怒した。
私がニートであるということをみんなが見てる公開チャットで公開処刑した!!と、女性団員も、グループLINEで仲良くしてた団員たちもみんな激怒していた。
私のことだけに限らず、副団長になってからのAの暴走がみんな頭にきていたらしかった。
Aは一切団チャに顔を出さないまま辞めた。
Aの友人が団にはいた。
友人もまた真面目でみんなのことを想っていたため、女性団員が大激怒した相手は、Aと私だと解釈していた。
私はその友人の空気にのまれてみんなに謝罪をする。(しかし今思えばこれは私のために怒ってくれた女性団員の優しさを踏み潰していた。)
私はみんなにお騒がせしたことを謝罪した。
Aの分まで深く反省し謝罪した。
そしてAを追いかけ団を辞めた。
Aの挨拶欄は団員の怒りの書き込みで荒れていた。
Aは私のことも跳ね除け拒絶した。
良くも悪くも私はAに惚れていてあまり冷静に見えてなかったので、心からAを励ました。
私を散々に痛めつけたAを追いかけ励ましたのだ。
(DV男に尽くす典型的なパターンに思う。)
読んでる人からすれば「終わってんな」という感じだろうが、当時の私は本当に勇気を振り絞って必死だった。
既婚者について行くために慣れ親しんだ大好きな団を辞めたのだ。泥沼の地獄しかないんじゃないかと怖くてたまらなかった。
Aは少しずつ心を開き、私を受け入れ、新団に連れて行くことにしてくれた。
これじゃ駆け落ちだというAの言葉が
私はよくわからずにいた。
Aが私の前に現れた春から半年後のことだった。